「サイト制作はWordPressで作るもの」
そう考えている方は多いですが、必ずしもすべてのサイトに最適とは限りません。
実際の制作現場では、
- WordPressを使うべきケース
- あえて使わない方がよいケース
がはっきり分かれます。
この記事では、
WordPressを使うべきサイト/使わない方がいいサイトの判断基準を、
実際のサイト構成を例にしながら解説します。
WordPressが向いているサイトの特徴
WordPressが強いのは、次のような条件を満たすサイトです。
- ブログやコラムなど、更新頻度が高い
- 複数人でコンテンツを管理する
- 管理画面からページや記事を柔軟に追加したい
- 将来的に機能追加の可能性がある
これらの条件では、
CMSとしての完成度・拡張性の高さ・エコシステムの広さが大きなメリットになります。
WordPressを使わない方がいいサイトの特徴
一方、次のようなケースでは注意が必要です。
- ページ構成がほぼ固定
- 更新は年に数回程度
- 管理画面を使わない、または不要
- 表示速度や構造の単純さを重視したい
- プラグインや依存関係、不要な機能を減らしたい
この場合、WordPressの機能が
オーバースペックになることがあります。
プラグイン依存で表示速度が遅くなることも。
WordPressより重要な、依存しない設計ポイント
SEOやユーザビリティの本質は、
CMSの種類ではなく 情報設計とHTML構造 にあります。
- title・h1の設計
- URL構造
- 内部リンク
- HTML構造の分かりやすさ
- 表示速度
これらは、
WordPressでもフルスクラッチでも共通の本質的な考え方です。
WordPressを使わずに構築したサイトの実例
上記の判断基準を踏まえ、
あえてWordPressを使わずに構築したサービスサイトがあります。
▶ CMSを使わずに構築されたサイトの実例
https://369work.net
このサイトの前提条件は以下の通りです。
- ページ構成は固定
- 更新頻度は低い
- 管理画面は不要
- SEOを考慮したシンプルなHTML構造を重視
という前提のもと、Laravel+Bladeで実装されています。
このような要件では、
FWを用いた構築の方が合理的になることがあります。
なぜWordPressを採用しなかったのか
このケースでWordPressを採用しなかった理由は明確です。
- 管理画面が不要
- プラグイン依存を避けたい
- 構造を完全に把握・制御したい
- パフォーマンスを最優先したい
結果として、
- 保守コストが低い
- トラブルの原因が特定しやすい
- シンプルで高速な構成
というメリットが得られました。
WordPressを使わないとSEOで不利になる?
結論から言うと、不利になるとは限りません。
SEOで評価されるのは、
- 情報設計
- コンテンツの質
- 適切な内部リンク構造
- 構造化されたHTML
- 意図に沿ったキーワード設計
であり、CMSの種類そのものではありません。
実際、上記のサイトではWordPressからLaravelに変えたことで
検索順位自体は安定して上位を維持しています。
CMSの違いよりも、
設計の質が評価に直結している例と言えます。
WordPressとフルスクラッチは使い分ける
重要なのは、
WordPressか、それ以外かという二択ではないという点で、どちらが適しているかです。
- 更新主体のサイト → WordPress
- 固定構成・高速重視 → フルスクラッチ(Laravel)
- 情報発信ブログ+サービス → 併用で補う
このように使い分けることで、
それぞれの強みを合理的に、最大限に活かせます。
まとめ|WordPressを選ぶかどうかの判断基準
- WordPressは非常に優秀なCMS
- ただし、すべてのサイトに最適とは限らない
- 要件によっては別の構築方法(静的HTML・Framework)が合理的
- SEOの本質はCMSではなく設計にある
- 技術は「使い分ける」ことで最大の効果を発揮する
WordPressに特化した知識を持ちつつ、必要に応じて別の技術を選択できることは、サイト設計において大きな強みになります。
